11月の合同カンファレンスの報告

【文責】伊藤定之、神原俊輔【所属】脊椎班

2016年11月17日、研究棟1号館地下1階会議室において、名古屋大学整形外科合同カンファレンスが開催されました。今回はトヨタ記念病院が担当されました。

1. 「アシストロボットを使用したリハビリの紹介」  桑原 浩彰 先生

神経内科、脳神経外科領域の疾患を対象としたリハビリアシストロボットGEAR(歩行練習)、BEAR(バランス練習)についての紹介が行われ、整形外科領域への応用について議論が交わされた。

2 .「トヨタウェイの病院への導入」 トヨタ記念病院 事務長 鎌田 浩也 様

トヨタ自動車の歴史や理念を示しながら、そこで働く人々が共有すべき価値観や手法を明文化した「トヨタウェイ」が紹介された。

3 .「大腿骨近位部骨折患者の骨代謝マーカーの検討と骨粗鬆症治療の現状」 澤村 健太 先生

大腿骨近位部骨折患者の受傷時の骨代謝マーカーを評価したところ、骨代謝回転亢進例で骨密度がより低いという結果であった。骨粗鬆症治療薬の開始のタイミングや適切な薬剤選択について議論が交わされた。

4 .「当院における膝関節鏡の現状」 樋田 大輔 先生

トヨタ記念病院での膝関節鏡の年間の症例数、術式の内訳、手術方法について動画付きで紹介された。半月板縫合方法の使い分けについて議論が交わされた。

ショートレクチャー: 末梢神経障害の診断と治療 手の外科 赤根 真央 先生

末梢神経障害の診察時には常に病因を考える必要がある。診断にあたっては理学所見が重要であり、神経伝導速度、筋電図、エコー、MRIなどの各種検査を組み合わせて行う。手術治療には神経縫合、神経移植、人工神経、神経剥離などがある。手術までに約6ヶ月は経過観察を行うが、大学への紹介は早めにして頂きたいとの内容であった。

2235-1