4月の合同カンファレンスの報告

【文責】清水 光樹、小池 宏【所属】腫瘍班

2017年4月20日(木)、臨床研究棟1号館地下1階会議室において、名古屋大学整形外科合同カンファレンスが開催されました。今回は静岡がんセンターが担当されました。

1.「脊椎転移切迫麻痺の早期診断における”double bag sign”の有用性について」 和佐 潤志 先生

脊椎転移は、ADL維持のため麻痺の程度が軽いと考えられる早期に発見し適切な時期に介入することが望ましい。Double bag signはMRIだけでなく造影CTでも評価が可能であり、脊椎転移の早期発見に有用である。

2.「予後予測とゴール設定による四肢骨転移の治療」 片桐 浩久 先生

新片桐スコアにより、転移性骨腫瘍患者の予後予測は可能である。四肢骨転移は予後と放射線感受性を考慮して手術の適応と術式を決定する必要がある。

3.「骨悪性腫瘍切除後の処理骨による再建」 高橋 満 先生

小児悪性骨腫瘍切除後の再建は、早期にADLを回復できるように免荷や固定の期間の短かい方法を選択すべきであり、人工関節は相応しくない。加温処理骨は初期固定性や関節温存の点で有用であり、血管柄付腓骨移植を併用することが望ましい。

One point lesson「思春期特発性側弯症の基礎と落とし穴」 伊藤 研悠 先生

側弯症の分類、思春期特発性側弯症の診察のポイント、治療方法について講演された。回旋変形を伴わない側弯の原因として、類骨骨腫による疼痛性側弯やキアリ奇形があり注意が必要である。

4月の合同カンファレンスの報告