ご挨拶

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患者さんにとって
大学病院の特殊性を生かした
素晴らしい医療を提供でき、
整形外科医を目指す医師にとっても
必要な全てを提供できる体制にあります。

名古屋大学医学部附属病院 病院長
名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻
運動・形態外科学講座整形外科学教授
石黒 直樹  Naoki Ishiguro

整形外科教室(講座)は、大学院重点化に伴う組織変更もあって『整形外科・リウマチ科』と『手の外科』の二つの今日に至っています。医学部附属病院での診療は『整形外科』が、肘関節、手関節以外の運動器全般の疾患(関節リウマチを含む)を担当 しています。当教室からは、これまで約800名にもおよぶ整形外科医が輩出しており、現在も大学と約60の関連病院で多数の同門の整形外科医が診療・教育・研究に携わっております。

現在整形外科の診療範囲は拡大傾向にあります。特に超高齢化社会にむかって高齢者特有の疾患に対する治療が課題となっています。一方でロコモティブシンドロームに代表される生活の質低下に繋がるような問題の克服も重要視されています。この様に運動器全般を取り巻く社会の要請は大きなものがあります。当教室の特徴として、幅広く運動器疾患に対応する診療・研究・教育体制を構築しています。このために各領域に優れた整形外科人材を輩出することが出来ます。診療面は言うに及ばず、研究においても継続的な研究テーマを展開しています。豊富な関連病院群と連携した臨床研究も当教室の特徴です。多数の症例集積を可能として、その解析データは多施設共同の臨床研究として、国内外での活動に繋げています。基礎研究ではfrom bench to bedを信条に臨床に役立つ研究テーマに注力しています。

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広い診療・研究範囲をカバーするために、整形外科教室内に股関節・膝肩関節・リウマチ・脊椎・腫瘍・小児の診療グループが置かれています。臨床研究や基礎研究もそれぞれの診療グループの方針に従い行う体制となっています。従って、対象とする疾患の特殊性を踏まえた研究テーマを選ぶことができます。この様な診療体制は、様々な疾患を経験する機会を若い修練中の医師に提供することが出来ます。特に筋骨格系の希少疾患・重症症例はもっとも力が活かせる診療領域です。大学病院の整形外科に相応しい、高度・難治例を治療することが使命と考えています。先にも述べた関連病院の豊富さはこれら難治例の紹介という形で大学の活動を支えています。

豊富な症例と診療体制、基礎・臨床が一体となった研究体制、それを基にした教育体制が構築されています。従って、当教室は素晴らしい研修機会を提供することも出来ます。整形外科治療は今後、超高齢化社会を迎えるにあたり、非常の多くの課題があると思います。これの解決には多くのMan Powerが必要です。初期・後期研修を通じて整形外科医を目指す医師にとって、当教室は必要な全てが提供できると思います。また患者さんにとっても大学病院の特殊性を生かした、素晴らしい医療を提供できる体制にあります。

石黒教授 略歴

昭和553
名古屋大学医学部卒業
平成28
~平成39
米国シカゴ ラッシュ大学留学
 
平成1312
名古屋大学大学院医学系研究科機能構築医学専攻
運動・形態外科学講座整形外科学教授
平成254
名古屋大学医学部附属病院 病院長(兼務)
名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻
運動・形態外科学講座整形外科学教授

現在に至る