用語説明

あ~

オーバーヘッド牽引法(おーばーへっどけんいんほう)
先天性股関節脱臼に対する治療法です。牽引期間は約6週間です。当院では、まず牽引の導入のために3-5日間の入院をして、その後自宅で約3週間牽引します(ホームトラクション)。その後、再入院して牽引方向を頭上に変更していきます。

か~

解剖学的二重束再建術(かいぼうがくてきにじゅうそくさいけんじゅつ)
前十字靭帯・後十字靭帯はそれぞれ2つの束で構成されています。もとの状態に近くなるように、別の腱を用いて再建する術式です。
化学療法(かがくりょうほう)
薬剤の選択毒性を利用して、原因となっている微生物や腫瘍細胞の増殖を阻害し、さらには体内から駆逐することを目的とする治療方法です。
患肢温存率(かんしおんぞんりつ)
以前は四肢(腕や脚)に発生した悪性腫瘍(たとえば骨肉腫)に対して、第一選択として切断術が行われていましたが、治療法の進歩によって四肢を残す(温存)ことが可能になり、患肢温存率はその割合を示します。
関節温存手術(かんせつおんぞんしゅじゅつ)
関節の変形や破壊が進行した場合に行われる人工関節置換術(人工の関節に取り換える)に対して、骨切り術など自分の関節を残す(温存)手術方法を関節温存手術といいます。
関節鏡(かんせつきょう)
関節の中の状態を詳細に観察するための内視鏡です。比較的小さな手術創で行えるため、関節周囲の組織をあまり傷めずに手術が可能です。適応は膝関節、肩関節、肘関節、手関節などです。
広範切除(こうはんせつじょ)
腫瘍の再発を避けるために腫瘍組織を周囲の組織ごと取り除く手術です。
絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)
神経の走行している経路のうち骨や靱帯などにより周囲を囲まれた構造になっている部分で神経が締めつけられる(絞扼)ことによって生じる神経障害のことです。
5年生存率(ごねんせいぞんりつ)
診断から5年後に生存している患者の割合を示します。主にがんなど悪性腫瘍の治療効果判定のために使われます。

さ~

人工関節(じんこうかんせつ)
関節が何らかの原因で変形し機能が高度に障害された場合、機能再建のために用いられる人工材料を人工関節といいます。適応は股関節、膝関節、肩関節、肘関節等です。
生物学的製剤(せいぶつがくてきせいざい)
近年、関節リウマチの治療体系に劇的な変化をもたらした薬剤で、特に関節破壊抑制効果に優れています。当院では使用症例登録システム(TBCR)を構築して、データの収集を行っています。
創外固定器(そうがいこていき)
骨折で不安定になっている骨に金属性のピンを刺入し、体の外側に固定器(創外固定器)を設置して骨を安定化させます。主に骨折の手術で用いられますが、当院では骨延長術や矯正骨切り術でも使用しています。
JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)

は~

膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)
脊髄神経の障害により、排尿や排便の機能が低下した状態です。トイレが近い(頻尿)、残尿感がある、尿が出にくい(出ない)、尿がもれる、便秘などの症状が出現します。
補助化学療法(ほじょかがくりょうほう)
悪性腫瘍は手術できれいに取り切ることが理想的ですが、体内に目に見えない微小転移が残っている場合があります。こうした目に見えない微小転移が存在すると仮定して、これに対して行う化学療法を術後補助化学療法といいます。