留学記 ~アメリカ・ノースカロライナ州~

【氏名】石塚 真哉(平成14年卒)【所属】膝肩班/East Carolina University

まず、栄えある名整会の会誌に4年連続で寄稿させていただけることを、名整会誌の編集にかかわっておられる多くの方々に感謝いたします。
今回は留学記ということで、2013年5月より研究留学させていただいております米国ノースカロライナ州での生活について書かせていただこうかと思います。

平日

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ペンキを塗る筆者と
友人の愛犬

現在私はECUの「Anatomy and Cell BiologyのWarren Lab」に所属しております。当研究室では関節軟骨細胞における、ヒアルロン酸合成・分解酵素、およびヒアルロン酸のレセプターであるCD44を中心に研究を行っております。研究室では週一回Lab meetingが行われており、Labのメンバー全員が集まり、所属の大学院生も含めてLabメンバーが研究の近況をプレゼンし、結果についてDepartment chair であるCheryl Knudson先生を中心に皆でDiscussionを行います。

私の研究を直接指導していただいているのは Warren Knudson先生で、毎日のように実験結果に関する考察や今後の研究プランに関して相談する時間を設けていただいています。

週末

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夏の5人制サッカー、シーズン優勝
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2015年春リーグ、シーズン優勝
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2001年地区リーグ、3位
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疲れた足に足裏マッサージ

幸いここGreenvilleにはいわゆる娯楽というものがほとんどなく、そこそこ大きな街に出るにも車で一時間半走らなければならないため、いやがおうにも研究生活に集中できるというすばらしい環境が整っています。そのために土日を研究室で過ごすこともしばしばあります。

そのような環境の中にあって週末の地域リーグのサッカーがわたくしの一番の息抜きになっています。Greenvilleの地域リーグは春と秋に分かれており、リーグは8チームからなっていて、まず総当りのリーグ戦を行ったあとレギュラーシーズンの上位4チームでプレーオフのトーナメントを行い、シーズン優勝を決めます。
試合は毎週日曜の午後に45分ハーフ形式で行われており、私は現在「Azzurri Foggers」というイタリア代表のユニフォームをパチッた青いユニフォームのチームに所属しています。チームはWillieという老将が指揮を取っており、皆全幅の信頼を置いています。

最近ではこちらでもサッカーはとても人気がでてきており、アマチュアサッカーの特色としてはアメリカ人のフィジカル重視のサッカーに、人口の15%以上を占めるヒスパニック系住民の南米風サッカーが混ざった、コート内で異種格闘技を行っているような面白いサッカーが観られます。
普段は楽しい人たちですが試合となるとみんな熱くなりやすいため、3試合に1試合はクロマティが宮下を殴ったときのような雰囲気になります。リーグ全チームの中で唯一の日本人である私はGreenvilleの宮下にならぬよう、危険を察知したらすぐに謝るようにしていますが、チームメートが高山vsドン・フライのようになった時はがんばって止めにはいるようにしています。

ここ2年は、幸いなことに私たちのチームは好調で、常に上位争いをしています。詳細は省きますが、こちらでサッカーをしているとスポーツにおいても規律を重んじる日本人の素晴らしさを改めて痛感いたします。

おわりに

こちらに来てはや2年3ヶ月が過ぎようとしています。
素晴らしい環境の下で基礎研究に集中することができることに日々喜びを感じております。
今回の留学に際しご尽力いただきました諸先生方にあらためて深く感謝を申し上げます。