2026年10月1日 鶴舞整形外科エキスパートセミナーを開催しました

10月1日、中日ホール&カンファレンスにて鶴舞整形外科エキスパートセミナーをハイブリッド形式で開催いたしました。総合座長は名古屋大学大学院医学系研究科 整形外科学/リウマチ学 教授 今釜史郎先生にお務めいただきました。

まず、一般講演として、トヨタ記念病院 整形外科 医長 吉田和樹先生から「TKAの前に考えたい変形性膝関節症に対する関節温存手術」がありました。

特別講演には高知大学医学部 整形外科 教授 池内昌彦先生をお招きし、「変形性膝関節症と神経障害性疼痛~疼痛研究からみえた課題と展望~」のご講演をいただきました。早期膝OA(Early OA)では動的な半月板逸脱が滑膜炎や疼痛と強く関連しており、MRIやエコーによる評価が重要であり、膝OAの痛みには炎症だけでなく神経系の感作(ペイン・センシタイゼーション)が関与しており、その評価と病態に応じた薬物療法の選択が求められるということでした。また、超高齢・フレイル患者に対しては、多職種チーム「フレイルバスターズ」による2泊3日の術前評価・介入プログラムを実施し、栄養状態やリハビリテーション上の課題を手術前から把握し介入しているようで、今後のどのような成果が報告されるのか期待される内容でした。さらに90歳を超える超高齢者に対しても低侵襲なUKAやロボット支援手術を積極的に活用しており、手術ができない患者さんへのラジオ波を用いた治療法も紹介していただきました。最後に、TKA術後の遷延疼痛に対するカテーテル治療の試みもご報告していただきました。

ウェブを含めて多数の先生方にご参加いただき、誠にありがとうございました。