2023年5月26日 名古屋整形外科セミナーを開催しました

2023年5月26日、名古屋整形外科セミナーをMIDLAND HALLとWebのハイブリッドで開催しました。

同門の世木直喜先生から「腰椎後方椎体間固定術後の椎体画像所見からみたインプラント-骨結合性および椎体間安定性」として講演がありました。
PLIF後の椎体海綿骨は特有の変化を示し、CT画像ではTBR、CC、VECなどの画像所見が認められる。TBRは椎体間安定性osteointegrationを示唆する可能性がある。三次元多孔タンタル材料ケージは早期に椎体間安定性を獲得できる可能性がある。

講師には杏林大学医学部整形外科学教室 教授 細金直文先生をお招きし「骨粗鬆症性椎体骨折の診断と治療」と題し、ご講演を賜りました。
骨粗鬆症性椎体骨折の診断:SQ法の単純な適応は、normal variantを入れてしまう可能性。新鮮骨折の診断はMRIが最も優れるが、T1WI low所見の判断には一部注意も必要。保存治療に関するエビデンスは不足している。安静や装具の有効性は限られており、早期離床の方がすすめられるとも言える。BKPは早期の症状改善に有用。手術治療は多くの方法が考えられてきたが、合併症の発生率は高い。近年は前方手術の改良により、さらなる成績の向上が期待できる。

現地、Webともに沢山の参加者の方にご参加いただき誠にありがとうございました。