第38回日本整形外科学会学術集会基礎学術集会 最優秀演題賞受賞

第38回日本整形外科学会学術集会基礎学術集会において、股関節班の船橋洋人先生が最優秀演題賞受賞を受賞されました。

この度、第38回日本整形外科学会学術集会基礎学術集会において、「メクロジンの経口投与は軟骨無形成症マウスモデルの脊柱管を拡大し、麻痺の発生率を低減する」という演題で最優秀演題賞を受賞することができました。この研究は、名古屋大学整形外科が10年以上にわたって進めてきたものです。当初、ドラッグリポジショニングの過程で、メクロジンがFGFR3シグナルを阻害する可能性が見つかったことから研究が開始され、現在は臨床応用に向けて治験が進められています。この研究は、小児班の松下先生にご指導いただき、また、神経遺伝情報学教室や股関節班の先生方にも、貴重なアドバイスやご指導をいただきました。最後に、名古屋大学整形外科の今釜先生には、研究全体を通しての深い理解とご指導をいただき、心から感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も基礎研究と臨床の両方での取り組みを続けて参りたいと思います。(船橋洋人)