2024年1月31日 Tsurumai Orthopaedics Expert Seminarを開催しました

2024年1月31日にTsurumai Orthopaedics Expert Seminarを開催しました。

同門の江南厚生病院 第三整形外科部長・脊椎脊髄センター部長 都島幹人先生から講演「インストゥルメントの進歩による脊椎前方手術の新たな選択肢」がありました。
頚椎人工椎間板は2018年から本邦に導入された。60歳前後までの頚椎椎間板ヘルニアが良い適応。ROMで評価した隣接椎間への負担が減少し、隣接椎間障害の減少が期待できる。ACRは低侵襲にPSOと同等の矯正効果を得ることができる。大血管損傷や正中弓状靱帯圧迫症候群のリスクに注意が必要。

講師には京都大学大学院医学系研究科 感覚運動系外科学講座 整形外科 准教授 大槻文悟先生をお招きし、ご講演「他科との連携で成り立つ脊椎手術 ―神経障害性疼痛の連携治療―」を賜りました。
呼吸器外科、耳鼻科、脳外科など、脊椎外科は他科との合同手術がある。胸腔内にも伸展した神経鞘腫、脊椎に隣接した肺癌など。また、胸椎に発生した骨軟部腫瘍も胸腔鏡で処理しておいてもらうと上手に取れる。肺ヘルニアが発生することがあり、胸膜修復法の工夫。上位胸椎の前方も呼吸器外科にアプローチしてもらったり、耳鼻科、脳外科の先生に手伝ってもらって経鼻進入歯突起切除など。いろいろな科の先生と手術することは手術内容をすべてコントロールできない部分もあるが、非常に良い経験になる。
ところで走行に必要なエネルギーは体重×距離で決まり、標高が上がると増加。長距離の走行では乳酸性作業閾値、ランニングエコノミーの影響が大きい。

現地、Webともに沢山の参加者の方にご参加いただき誠にありがとうございました。