2024年3月12日 名古屋整形外科セミナーを開催しました

2024年3月12日、名古屋整形外科セミナーを開催しました。

中部労災病院整形外科 副部長 神原俊輔先生から、ご講演「脊椎と利き足 ~ボールはどっちで蹴りますか~」がありました。
利き手、効き目に比較し、利き足の再現性は低い。最も再現性が高いのは「的に向かってボールを蹴る方の足」。109例の調査にて、92.7%が右利き手、90%が右利き足であった。日常生活での繰り返し負荷によって、60歳ころから利き足側のL5/S椎間関節変性が発生か?という考察ができる。

講師には自治医科大学整形外科 教授 竹下克志先生をお招きし、ご講演「神経障害性疼痛と腰痛を紐解く ~ミロガバリンのエビデンスへの期待~」を賜りました。
機能性神経障害とは? 身体表現性障害としての麻痺などの障害が存在する。きっかけや原因がないこともあるが、なんらかのできごとをきっかけに起こることがあり、心理的ストレス、感情コントロール、痛み閾値低下などが関与している。手術も当てはまる。
侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛。脊椎関連慢性疼痛は神経障害性疼痛が多い。慢性腰痛に対して薬物治療より運動療法の方が注目されている。慢性腰痛と運動習慣は関連する。続けることが難しい。また、肥満はアディポカインなどを通じ慢性炎症から疼痛に関連する。

多数の先生方にご参加いただきましたことに深謝申し上げます。