2026年2月3日 Nagoya Orthopaedics Expert Seminarを開催しました

2月3日、Nagoya Orthopaedics Expert Seminarを開催しました。
一般講演では、刈谷豊田総合病院 手外科・四肢外傷外科 部長の夏目唯弘先生をお招きし、「手外科医が担う関節リウマチ診療:診断から薬物治療・手術まで」と題して、リウマチおよび手外科の専門医としての視点から、的確な診断と薬物治療の面白さ、ならびに適切な外科的介入の重要性についてご講演いただきました。
また特別講演では、京都府立医科大学大学院医学研究科 運動器機能再生外科学(整形外科学教室)准教授の小田 良先生をお招きし、「リウマチ整形外科医による変形と神経障害性疼痛のマネージメント」と題してご講演を賜りました。
基礎研究については、人工神経導管を用いた末梢神経欠損モデルにおいて、再生軸索や筋萎縮抑制を指標とした治療効果の検証から、Diffusion Tensor Imaging(DTI)を用いた評価、さらには細胞が有するサーカディアンリズムに関する知見に至るまで、幅広い研究領域にわたる示唆をいただきました。
臨床面では、関節リウマチ手の変形に関するコホート研究をはじめ、変形と機能障害の進行機序や術式選択の考え方について詳説いただきました。特に、Type I母指変形の機能をTerrono分類で横断的に評価し、尺側偏位に対する新しい関節温存術の治療成績を提示いただいた点は大変示唆に富み、非常に勉強になりました。