Expertscape:Expertise in Spineのご案内

今釜教授は「expertscape」に「2013年~2023年脊椎分野の国内No.1 expert」として掲載されています。さらに、名大整形外科・脊椎班はtop10に4名ランクインしています。

Expertscapeは世界のさまざまな分野のエキスパートを紹介するサイトで、過去10年間の論文等によってランキングされています。

書籍のご案内 標準整形外科学

今釜教授は標準整形外科第15版の執筆もしています。

標準整形外科学は医学書院から長年刊行されている、整形外科医を志す医学生のバイブル的な本といえます。ぜひお手にとってご覧ください。

脊椎班 山内一平先生 JALAS最優秀演題賞を受賞

学外審査員による厳正な評価にて、脊椎班 山内一平先生の「腰仙移行部前方固定の適応とその術後成績」が日本脊椎前方側方進入手術学会(JALAS)第10回記念大会の最優秀演題賞に選ばれました。おめでとうございます!

2月3日 日本脊椎前方側方進入手術学会(JALAS)第10回記念大会を開催しました

会長 今釜史郎教授のもと、日本脊椎前方側方進入手術学会(JALAS)の第10回記念大会を2024年2月3日ウィンクあいち(名古屋市)で開催しました。

腰椎前方側方進入手術(LLIF)は日本で2013年に開始された新しい手術法で、名古屋大学整形外科脊椎班でも多くの患者さんに実施しています。その新しい手術法の学会の第10回記念大会開催をお任せいただき大変光栄に存じます。

たくさんの方々にご参加いただき誠にありがとうございました。お陰様で盛会に終えることができました。

開催にあたり、ご講演いただいた先生方、学会事務局および学会執行幹事のほか学会関係の先生方、名整会、名古屋大学脳神経外科・脊椎グループ、協賛企業の皆様から多大なご支援をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

また、嬉しいことに名古屋大学整形外科 山内一平先生が優秀演題賞に選ばれました。おめでとうございます。

10年の重要な節目を迎えた本学術集会を終え、今後のさらなる確実・安全な脊椎前方側方手術へ向けた発展のため、ますます努力してまいります!

書籍のご案内 新OS NEXUS整形外科手術シリーズ

今釜教授は新OS NEXUS 整形外科手術シリーズの編集もしています。

「専攻医が経験すべき手術」を全20巻でほぼ網羅。メインの特集項目に加えて、知っておくと役に立つ基本的手術・治療手技も紹介し、専攻医として必要な手術手技を漏れなくカバーできるシリーズ構成となっています。本シリーズの特色である豊富な画像と美しいイラストに加えて手術動画の掲載もあり、専攻医の先生からエキスパートの先生まで幅広く役立つ内容になっています!

今週、No.9 脊椎合併症も発売されました! ぜひお手にとってご覧ください。

2024年1月31日 Tsurumai Orthopaedics Expert Seminarを開催しました

2024年1月31日にTsurumai Orthopaedics Expert Seminarを開催しました。

同門の江南厚生病院 第三整形外科部長・脊椎脊髄センター部長 都島幹人先生から講演「インストゥルメントの進歩による脊椎前方手術の新たな選択肢」がありました。
頚椎人工椎間板は2018年から本邦に導入された。60歳前後までの頚椎椎間板ヘルニアが良い適応。ROMで評価した隣接椎間への負担が減少し、隣接椎間障害の減少が期待できる。ACRは低侵襲にPSOと同等の矯正効果を得ることができる。大血管損傷や正中弓状靱帯圧迫症候群のリスクに注意が必要。

講師には京都大学大学院医学系研究科 感覚運動系外科学講座 整形外科 准教授 大槻文悟先生をお招きし、ご講演「他科との連携で成り立つ脊椎手術 ―神経障害性疼痛の連携治療―」を賜りました。
呼吸器外科、耳鼻科、脳外科など、脊椎外科は他科との合同手術がある。胸腔内にも伸展した神経鞘腫、脊椎に隣接した肺癌など。また、胸椎に発生した骨軟部腫瘍も胸腔鏡で処理しておいてもらうと上手に取れる。肺ヘルニアが発生することがあり、胸膜修復法の工夫。上位胸椎の前方も呼吸器外科にアプローチしてもらったり、耳鼻科、脳外科の先生に手伝ってもらって経鼻進入歯突起切除など。いろいろな科の先生と手術することは手術内容をすべてコントロールできない部分もあるが、非常に良い経験になる。
ところで走行に必要なエネルギーは体重×距離で決まり、標高が上がると増加。長距離の走行では乳酸性作業閾値、ランニングエコノミーの影響が大きい。

現地、Webともに沢山の参加者の方にご参加いただき誠にありがとうございました。

2024年1月24日 名古屋整形外科セミナーを開催しました

2024年1月24日に名古屋整形外科セミナーが開催されました。

同門からは、トヨタ記念病院整形外科医長の高橋達也先生から、「下肢の様々な鏡視下手術~低侵襲へのこだわり~」と題して講演していただきました。スポーツ選手を多く治療している高橋先生の、足関節・膝関節手術の低侵襲手技について解説してもらいました。

特別公演は、札幌医科大学医学部整形外科講座教授の寺本篤史先生に全国的に大雪となっている中、名古屋まで来ていただきました。寺本先生は足関節をご専門とされ、スポーツ整形にも精通されております。冬季オリンピックの本部ドクターなど歴任され、その経験もお話していただきました。さらに、「日常診療で遭遇する足部・足関節の変形疾患~骨関節変形から神経障害性疼痛まで~」と題して、我々が一般診療で遭遇し、悩むことが多い足関節疾患の病態から最新の治療を説明していただきました。講演後は、質問にも丁寧に回答していただき、今後の診療に非常に有用な知識をえる貴重な機会となりました。オンラインはもとより、会場にもたくさんの先生にご参加いただきました。ありがとうございました。

2024年1月 合同カンファレンス報告

2024年1月18日(木)、合同カンファレンスをweb開催しましたので、ご報告いたします。名古屋大学の浅井秀司先生の司会により、専攻医による3例の症例提示と静岡厚生病院よりご講演がありました。

合同カンファレンス記録 (文責:福井順、山内一平)
日時:2024年1月18日(木)18:30~
場所:Web開催
司会:名古屋大学 浅井秀司 先生

症例1 股関節固定後大腿骨近位部骨折に対する治療の1例

協立総合病院 赤堀公紀先生

69歳女性、左先天性股関節脱臼に対する左股関節固定術後に左大腿骨近位部骨折を生じた症例を経験した。屋内段差で転倒し、左大腿部痛を主訴に救急外来受診、インプラント下端で左大腿骨近位部骨折を認めた。

症例2 臀部筋区画症候群の2例

静岡済生会総合病院 三宅道大先生

症例1 40歳 男性。右下肢の脱力および感覚脱失を主訴に当院救急外来へ受診。症例2 42歳 男性。右下肢の脱力および痺れ感覚を主訴に当院救急外来へ受診。

症例3 右下腿内側滑膜肉腫辺縁切除後に追加広範切除と有茎皮弁を行った一例

名古屋記念病院 長田直大先生

症例は50歳女性で特記すべき既往歴を認めない。7-8年来の右下腿遠位の疼痛、腫脹にてX-1年に前医受診した。

講演1 高齢関節リウマチに対する当科の取り組み

静岡厚生病院 松本拓也先生

リウマチ患者は高齢化しており、2017年本邦では70歳以上の患者が46%となっている。合併症に合わせたリウマチ治療、高齢発症に対する治療が必要である。65歳以上を高齢発症リウマチと定義することがおおく、男性の比率が高く、膝や肩などの大関節が罹患し、急性発症、抗CCP抗体が陰性となりやすいといった特徴がある。関節の炎症が強く関節破壊もきたしやすい。臨床像として、入院を要することが多く、DMARDsやステロイドへの反応が悪い、合併症でMTXが使用できないことも多い。当院の治療方針としては可能であれば入院加療を行っている。入院し大切なことの一つに治療体制の構築があげられる。2022年から地域包括ケア病棟が稼働しており有用となっている。当院で2019-2021年の間に、70歳以上の症例は15例あり、MTX20%、Bio/JAKi60%で治療を行った。高齢者への投薬に関して、bio製剤は若年に比べ効果が少なく重症感染の合併症率が高い。JAKiは若年に比べ同等の有効性で重症感染は多い。高齢であってもT2Tを実践すれば身体機能を改善し、関節破壊を抑制できる。
高齢リウマチ患者に対する足趾手術については切除関節形成術が行われてきたが、近年関節温存手術が行われるようになってきている。母趾に対しては水平骨切り術、外側趾に対しては中足骨斜め短縮骨切り術を行っている。母趾の回旋変形の強い場合ロッキングプレートを用いた近位楔状骨切り術を行っている。関節を温存するようにしている。高齢患者に対しても感染の併発やADL低下をきたすため足趾関節形成は必要な場合があると考えている。
リウマチ患者は疾患活動性が上がるとフレイルになりやすいことが知られている。サルコペニアの有病率も高い。当院では体組成計によるBIA法で骨格筋量を定期評価している。高サイトカイン治療により骨格筋量は増加するとの報告がある。また、オーラルフレイルにも注目しており、水飲みテスト、反復唾液嚥下テストを行い評価している。リウマチとOA患者を比較すると嚥下障害が多かった。リスク因子は年齢、顎関節症買い、頸椎可動域制限、握力低下であった。多方面からの介入が望ましいと考えている。

講演2 人工関節のフォローに対する当科の取り組み

静岡厚生病院 天野貴文先生

定期フォローの重要性としてはカルテ記録などを元に経過(手術施設、医師、日時、アプローチ、人工関節情報など)をしっかり把握する。あたり前のことではあるが保存義務に期間の限定があり、破棄された場合に追えなくなる。当院ではカルテ番号とは別にOAの方用の番号を振り、管理している。メーカーなどに問い合わせをすることもある。画像の変化を把握し、自覚症状の変化があれば画像を比較していく。自覚症状の変化がなければ初回と最新の画像を比較する。Xpの位置、角度、摺動面の変化、インプラント周囲の骨反応などを評価する。再手術の必要性についてはインプラントの位置変化、ライナーの摩耗などが挙げられ、治療介入が必要な場合はリハビリ、隣接関節、骨粗鬆症の治療などを行う。
当科の現状としてはXp、股関節スコア、可動域などのチェックを行い、患者さんは6カ月に1回とすることが多い。アンケート調査の結果では6か月おきの通院、30分以内の通院時間を希望される患者が多い。カレンダー、スマホで管理している人が多いが、予約表をシールにして渡すのはあまり良い反応ではなかった。予約表にQRコードを添付することも検討したが予算が合わないことや自身がその場で入れられるため不要かなどの問題がある。継続診察のために必要性を理解してもらう様々なアプローチが必要。HPを作成して情報発信、院内広報誌、人工関節手帳(人工関節に関わる情報を記載)の配布し高評価(57%)が得られている。

2023年の主な業績(受賞、英文論文)

2023年の主な業績(受賞、英文論文)を更新しました。

三島健一先生 APPOS(アジア太平洋小児整形外科学会)-POSNA(北米小児整形外科学会)Traveling Fellowship

鈴木望人先生 第67回日本リウマチ学会 秀逸ポスター

澤村健太先生 JOS Best Paper Award

飯田浩貴先生 日本骨粗鬆症学会 2023年度(第22回)研究奨励賞

佐藤良先生 JSAS dragon award 最優秀演題賞

大澤郁介先生 第141回中部整形外科災害外科学会 奨励賞

船橋洋人先生 第38回日本整形外科学会基礎学術集会 最優秀演題賞

竹上靖彦先生 第50回日本股関節学会 最優秀演題賞

受賞おめでとうございます。

2023年12月20日 整形外科・内科Collaboration Seminarを開催しました

2023年12月20日に整形外科・内科Collaboration Seminarを開催しました。

同門の江南厚生病院整形外科 森下和明先生から、「脊椎手術における高齢者の特徴」と題して骨粗鬆性椎体骨折治療、術式と、医療者、患者の4つの幸せホルモンについて講演がありました。

その後、講師に京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授 内藤裕二先生をお招きし、「ガットフレイル:その概念と腸筋相関」と題してご講演を賜りました。低容量アスピリン潰瘍のガイドラインの概要。京丹後多目的コホート研究の紹介。フレイルには多面的側面があり、代謝性疾患、悪性疾患、ポリファーマシー、睡眠の質、運動習慣が影響する。腸筋連関:回復力、異化抑制(蛋白質同化抵抗性の改善)、免疫維持、腸脳相関など。ヒトの体内時計は24時間よりも少し長く、毎日体内時計をリセットする必要がある。腸内細菌叢は幼少時に確立され、その後は変わらない。食物繊維の重要性。胃腸の働きの虚弱化がさまざまな問題を起こすという発想から、「ガットフレイル」という概念を生み出した。

沢山の方にご参加いただき誠にありがとうございました。