
船橋洋人先生 第36回大正Award(日本股関節学会)
この度下関で開催されました第52回日本股関節学会にて、第36回大正Award 優秀賞を受賞させていただきました。
受賞論文は「臼蓋形成不全症例の臼蓋被覆の性差は骨盤形態の性差と関連するか」です。
大学での研究をこのように評価いただき、大変光栄に存じますとともに、これまでご指導を賜りました先生方に心より感謝申し上げます。
今回の受賞を励みに、今後も研究活動に邁進してまいります。
船橋洋人
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この度下関で開催されました第52回日本股関節学会にて、第36回大正Award 優秀賞を受賞させていただきました。
受賞論文は「臼蓋形成不全症例の臼蓋被覆の性差は骨盤形態の性差と関連するか」です。
大学での研究をこのように評価いただき、大変光栄に存じますとともに、これまでご指導を賜りました先生方に心より感謝申し上げます。
今回の受賞を励みに、今後も研究活動に邁進してまいります。
船橋洋人
中部整災奨励賞を2名の先生が受賞されました。おめでとうございます。

このたび、第145回中部日本整形外科災害外科学会において「メクロジンと成長ホルモンは軟骨無形成症の実験モデルにおける骨長と骨質を改善する」というテーマで、学会奨励賞を受賞いたしました。大学での研究をこのように評価いただき、大変光栄に存じますとともに、これまでご指導を賜りました先生方に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究活動に邁進してまいります。
澤村健太
この度、受賞させていただきました。ひとえに今釜教授をはじめTRON研究の立ち上げから、ご指導いただいた竹上先生、大澤先生、最も大変なdataを収集してくださった専攻医の先生方のおかげです。次は外病院で自分で蓄積したdataでawardをとることを目標に頑張ろうと思います。皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
飯田浩貴
本学や関連病院の先生方が賞をいただきました。おめでとうございます。

この度、2025年9月にウインク愛知で開催されました第32回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会で、「びまん性特発性骨増殖症の脊椎骨折に対するPES法を用いた後方固定術の術後矯正損失の特徴」がBest Presentation Awardを頂きました。平素よりご指導賜っております諸先生方に厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
名古屋大学整形外科 岡田裕也
2025年9月18日(木)、合同カンファレンスをweb開催しましたので、ご報告いたします。
名古屋大学の伊藤定之先生の司会により、専攻医による4例の症例提示と西尾市民病院よりご講演がありました。
合同カンファレンス記録 (文責:藤田友樹・岡田裕也)
日時:2025年月9月18日(木)18:30~
場所:Web開催
司会:名古屋大学 伊藤定之 先生
トヨタ記念病院 田上智大先生
症例は54歳男性。20年以上前にバイク事故で左上腕骨近位端骨折を受傷し保存加療歴あり。その他特記すべき既往歴を認めない。バイク走行中に左を下にして転倒し、左上肢を打撲した。左肩痛を主訴に近医受診し、左上腕骨近位端骨折の診断で当院紹介受診。レントゲン・CTで上腕骨頭から頸部にかけて高度に変形した陳旧骨折を認めた。
名古屋掖済会病院 服部大士先生
特に既往のない24歳男性、ウォーターカッターでの作業中に、左背部から上腕にかけて水道水が高圧注入された。一度近隣の総合医療機関に救急搬送されたが胸腔ドレン留置された状態で当院へ搬送。軟部の損傷が激しく、当院へ紹介となった。
刈谷豊田総合病院 小谷涼太先生
バリシチニブ(BARI)は関節リウマチに伴う間質性肺疾患(RA-ILD)患者において、関節炎と肺病変の両面において効果が期待できると報告されている。ILDを合併または先行発症したRA患者に対し、BARIを使用して関節症状の改善を得た症例を2例経験した。
JA久美愛厚生病院 箕浦侑吾先生
症例1は70歳女性で2年前から誘因なく左前腕の安静時夜間痛が出現、近医にて左上腕骨外側上顆炎や関節リウマチと診断されていた。
症例2は32歳女性で2年前に誘因なく左大腿部痛が出現、近医にて左大腿外側皮神経痛と診断され、ブロック注射や神経剥離術を施行したが症状は改善しなかった。
西尾市民病院 鈴木崇弘先生
当院では2020年にデュアルエナジーCT(以下DECT)、2024年にトモシンセシスを導入した。DECTは二つの管電圧を用いて撮影し、異なるエネルギー情報を比較することで物質の組成を識別可能である。撮影方法には3種類が存在し、当院ではスウィッチング法を採用している。DECTの利点としては、物質識別能力の向上、仮想単色画像・仮想非造影画像の作成、金属アーチファクト低減などが挙げられる。
西尾市民病院 犬飼規夫先生
Tomosynthesisは断層撮影とデジタル画像処理を融合させたデジタル断層技術である。厚みのある被写体に対して様々なX線の入射角で撮影することで単純X線方向に奥行きの情報を与える装置となっている。画像処理の方法としてFBP法とRI法の二つがある。

9月16日、ミッドランドスクエアにて「鶴舞整形外科エキスパートセミナー」がハイブリッド形式で開催されました。一般講演では八千代病院 川島至先生より膝のキネマティクスとTKAの最新知見についてご講演いただきました。特別講演では札幌医科大学スポーツ医学講座 渡邉耕太先生に「足の解剖と機能から考える疾患と治療、そして神経障害性疼痛治療まで」を幅広くご解説いただき、足疾患の理解を深めるとともに日常診療に直結する多くの示唆をいただく大変有意義な機会となりました。

2025年9月9日、名古屋整形外科セミナーを開催しました。
講師には日本医科大学大学院医学研究科整形外科学分野 大学院教授 平尾眞先生をお招きし、「二足歩行を目指したリウマチ足部変形に対する機能再建~神経障害性疼痛管理~」と題してご講演を賜りました。
関節リウマチ患者の足部および足関節に対する手術、また機能再建の重要性についてわかりやすくご解説いただきました。具体的な症例を提示いただき、様々な手術法やピットフォールについて画像を用いて示していただき、今後の診療に役立つ貴重な御講演でした。沢山の方にご参加いただき誠にありがとうございました。

2025年8月19日、Nagoya Orthopaedics Expert Seminarを開催しました。
まず豊田厚生病院 整形外科 藤井論先生先生から、講演「脊椎手術での自己血輸血の活用について」がありました。
側弯症手術は出血が多くなる傾向にあるが、同種血輸血には一定のリスクがある。対策は適切な休薬、自己血輸血、術中体温管理、腹圧の低減、術中回収血、止血用バイポーラを用いた複数人での手術施行、自己フィブリン糊を含む各種止血剤の活用などがある。
特別講演に弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座 准教授 和田簡一郎先生先生をお招きし、「脊椎外傷の予防につなげる一般住民調査と疼痛診療」をご講演いただきました。
農業就労中の外傷は高齢者の受傷が多く、りんご栽培も例外ではない。農作業事故の傾向としては、スプレーヤーなどの機械と樹木・枝に挟まれる、脚立からの転落など。人、物、環境のミスマッチが原因で、予防が大切である。岩木健康増進プロジェクトは約10,000人の地域での観察研究。農業従事者では無症候性の頚椎脊柱管狭窄有病率が高い傾向にあるなど、注意を要する。リンゴ畑での頭部打撲が多い。また、脊椎外傷で問題となるDISH、さらにEarly phase DISHは年齢とともに増加し、DISH脊椎外傷発生予防は未解決課題。DISHが転倒を特に増加させるわけではなかったが、EDISHも含め50歳以上を対象とした啓発活動を検討。物、環境の改善も重要である。
たくさんの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
本学や関連病院の先生方が賞を頂きました。おめでとうございます。

この度、2025年7月に奈良コンベンションセンターで開催されました第58回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会で、「病的骨折が大腿骨転移性骨腫瘍患者に与える影響の調査―東海骨軟部腫瘍コンソーシアム多機関研究―」がBest Presentation Awardを頂きました。
平素よりご指導賜っております諸先生方並びに共同研究機関の皆様に厚く御礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
名古屋大学整形外科 酒井智久
本学や関連病院の先生方が賞を頂きました。おめでとうございます。

このたび、2025年6月11日から13日までフランスのリヨンで開催された26th EFORT Annual Congressにてbest poster presentationとして表彰していただきました。大澤先生をはじめとする先輩方のご指導に感謝いたします。今後とも論文作成、学会発表ともに邁進していきますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
名古屋大学整形外科 浅井寛之
2025年7月10日(木)、合同カンファレンスをweb開催しましたので、ご報告いたします。名古屋大学の酒井智久先生の司会により、専攻医による3例の症例提示と大同病院よりご講演がありました。
合同カンファレンス記録 (文責:成瀬啓太・長田直祥)
日時:2025年7月10日(木)18:30~
場所:Web開催
司会:名古屋大学 酒井智久 先生
刈谷豊田総合病院 葛西剛史 先生
症例はADL全自立の70代男性。肺癌、食道癌、胃癌の既往はあるが全て寛解しており肝機能障害を認めなかった。X-1日家族で夕食中から左下肢の疼痛の訴えがあった。翌朝より左下肢の色調変化と発熱を認め近医を受診。血圧低下や腎機能の低下を認め手術目的に当院搬送となった。
東農厚生病院 宮川昂己 先生
症例は66歳男性。自宅で飼育していたネコに右母指を咬まれ、受傷15時間後に発熱と手背腫脹を主訴に救急搬送された。蜂窩織炎の診断で救急科に入院となり、入院時よりSBT/ABPCにて抗菌薬治療を開始した。入院2日目にはショックバイタルを呈し、敗血症性ショックと診断されICU管理となった。
名古屋大学医学部付属病院 若山貴洋 先生
上前腸骨棘裂離骨折は股関節骨盤外傷の中で思春期に好発する比較的稀な外傷である。従来は保存療法が行われることが多いが、早期スポーツ復帰を目指し、観血的治療を行い、良好な転機を得た一例を経験したので報告する。
大同病院 佐野敦郎 先生
大腿骨近位部骨折の治療には手術療法と保存療法がある。手術療法としてはTHA(人工股関節全置換術)を含む手術が選択されることが多く、特に活動性の高い大腿骨頸部骨折で麻酔リスクが低い患者には、ガイドライン上でも手術が推奨されている。近年は骨粗鬆症(OP)による大腿骨近位部骨折も年々増加している。
大同病院 篠原孝明 先生
大同病院の橈骨遠位端骨折(DRF)治療に関して紹介する。XpでDRFと診断した場合、まず伝達麻酔を行い、透視下で骨折の徒手整復を実施する。その後、骨折およびDRUJ(遠位橈尺関節)の不安定性を評価し、健側のXpも撮影する。整復後は必ずCT撮影を行い、その結果をもとに治療方針(ギプス固定、ピンニング、プレート固定、創外固定など)を検討する。